この派生記事の対象
この記事は、固定が下地に届いていない状態を扱います。
固定が壁の表層で止まり、荷重の通り道が下地に接続しない構造を定義します。
作り方や手順は扱いません。
成功例や対策も扱いません。
失敗の定義
失敗は、取り付け部が荷重に耐えられない状態です。
ここでの失敗は、固定点が下地の固定点として成立していない状態です。
固定が成立する境界は、荷重が下地に渡るかどうかです。
下地に届いていない固定とは何か
下地に届いていない固定は、固定の終点が下地ではない状態です。
荷重の通り道が、表層または面材層で途切れている状態です。
この状態では、荷重が骨組みに到達しません。
結果として、固定点は「下地の固定点」になりません。
失敗が起きる構造
壁固定では、取り付け物から荷重が発生します。
荷重は、固定点を通って下地へ渡る必要があります。
固定が下地に届かない場合、荷重は表層に残ります。
表層は荷重を受けて骨組みに渡す役割を持ちません。
表層は、破断や変形の起点になりやすい層です。
起きやすい条件
固定の到達先を「壁そのもの」と誤認している場合に起きやすくなります。
固定点が下地を捉えていないまま、固定が成立したと判断される場合に起きやすくなります。
荷重が小さい初期状態では、破綻が顕在化しにくい場合があります。
荷重方向に回転が含まれると、表層に集中する力が増える場合があります。
直接起きる結果
固定点周辺の表層が変形します。
固定点周辺の表層が破断します。
固定点が抜け方向に移動します。
固定点が保持できなくなり、取り付け部が落下します。
判別の境界
下地に届いていない固定は、固定の終点が下地ではない点で分類されます。
下地が存在しない位置への固定とは区別します。
下地に届いているが荷重を受けない配置とも区別します。
この派生記事は「到達していない」ことだけを扱います。
基準記事との関係
この失敗は、基準記事のパターン1に対応します。
判断軸は、下地と固定点です。
判断軸は、荷重と荷重方向を含みます。
壁への取り付けで失敗が起きる共通構造は、基準記事で定義しています。